【ありえる楽考週報 vol.23】
今週の「ありえる楽考」週報は、5月22日の勉強会に参加された森田敦子さんからの報告と23日の読書会を主催されたうちのおひとり、杉浦佐知子さんからの報告です。
まずは森田さんからどうぞ!
毎週月曜日20時半〜ファシリ勉強会では、「職場の現象学」をテーマごとに紐解いていますが、
先週は本から少し離れて、ありえるシートの意図について考える回でした。
ありえるシートがなぜこの形になっているのか、目的を考える機会になるかと思います。
元々は、グループコーチングの参加者で「シートが書けない、書かない」状態になっている人について、考えてみるというのがきっかけで、今回のありえるシートの意図を考えることにつながりました。
シートのポイントはマインドセットの変容を意図しているという点です。
シートを書けない状態の人は、マインドセットがFixed(固定的)になっているかもしれません。
Fixedなマインドセットは、才能の有無によって結果が決まるといった信念であったり、失敗の捉え方が悲観的になりやすいといった傾向があります。
シートを書こうとする時に、自分には才能が無いからどうせ無理、結果が全てなのに今週もうまくいかなかった、とFixedマインドセットが強く働いている状態だと、なかなか記入が進みません。
ですが、ありえるシートはマインドセットの変容を意図しているという点を理解すると、シートを書けない状態の参加者への媒介のヒントが見えるかもしれません。
- 才能の有無でなく、能力が発揮されていたか/抑制されていたかの観点で振り返る
- 結果をマイナスと捉えるか、今後より良くするための一つのデータとして捉えるか
- 今回の結果に行き着くプロセスで何をしたのか、赤矢印のステップに当てはめてプロセスに目を向ける
- 誰かの役に立とうとするとき、人はポジティブになりやすい、らしいので、自分についての振り返りから、自分が関わった相手の変化に目を向けて、青とオレンジを埋めてみる
- 誰かの役に立とうとする際、まずは自分が困っている時に「助けてください」と言えることも大切
来週のファシリ勉強会は、再び「職場の現象学」を深めていく予定です。
単発参加でもその時々の学びが多い場だと思いますので、ぜひみなさんとご一緒できたら嬉しいです。

続きまして、杉浦佐知子さんです。どうぞ!
読書会では、みなさまありがとうございました。
著者の坂本さんに「わからない」と言うことを笑顔で大歓迎していただけたように感じて、とってもありがたく、いろんなシーンで言ってみています。
私も、お子さんたち、大人の方々の「わからない」を絵を使いながら一緒に楽しめる人になっていきたいなと思いました。
ありがとうございます。
企画お声がけしてくださったありえるさん、駒井さん、
司会を引き受けてくれた こむちゃん、
参加してくださったみなさま、
想いを寄せてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
数年前に、「実現可能かどうかは考えず、叶えたいなと思うことは何ですか?」という問いかけに対して、描いた絵がありました。
「お子さんたちと、お話ししながらお絵描きしたい」
という絵だったのですが、昨日みなさんとお子さんたちとのやりとりを聴かせていただいて、私のその願いととても重なり、さらに今まで見えていなかったイメージが広がっていくのを感じました。
お子さんたちと絵を使っての対話、とっても素敵ですね。
またこちらのイラストもアップデートしたいなと思いました。
またぜひ、お絵かきワークをはじめ、一緒に学ばせていただけたらうれしいです。
来月も開催予定です!
どうぞよろしくお願いいたします。


ということで今週の週報は以上です!