公文式で培った「自分で決めて、学び続ける力」古代エジプト文明研究で活躍、小6・田中環子さん|朝日新聞デジタル

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巨大ピラミッドにツタンカーメン、象形文字……古代エジプト文明に魅せられた東京都在住の小学6年生、田中環子さんは、日々自主的に古代エジプト文明の研究をしています。その魅力を伝える発信活動にも取り組み、2021年9月には、テレビ朝日「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(毎週土曜よる6時56分放送)にも出演、その豊富な知識と活躍ぶりが話題になりました。
環子さんのあくなき探究心と自ら学び続ける姿勢は、小学1年生から続けている「KUMON」によって養われているそうです。今回は、環子さんとお母さんに、自らテーマや夢を持って学び続ける楽しさや、公文式の魅力について伺いました。

手作りミイラにも挑戦──古代エジプトの人々の思いを理解したくて

「古代エジプト文明はとにかく謎が多くて、本を読み進めても次々と新しい謎が出てきて、研究がどんどん進むんです。4000年前にもかかわらず、図形を作ったり数を生み出したりと、現在にも残るような発明をしているのも魅力です」。目を輝かせて語る環子さんは小学1年生の頃、テレビ番組をきっかけに古代エジプト文明の虜になり、6年生の現在に至るまで自主的に研究を続けています。
その豊富な知識の源泉はやはり本。やさしい入門書から始まり、分厚い専門書まで、自宅には50冊超の古代エジプト関連書籍が並びます。研究者さながら、過去の文献にあたるほか、アラビア語やヒエログリフ(象形文字)の勉強にも取り組んでいます。さらに、古代の食事や衣装作りにも挑戦したりしています。写真集を見たり、博物館の展示に行ったりすると、「どうやって作るんだろう」と興味が湧き、自身でもやってみたくなるのだそう。
ある日、手作りでミイラを作ろうと一念発起した環子さん。スーパーでイナダを買ってもらい、当時のミイラと同じような方法で丸ごと干して、ミイラにして、棺も写真を参考に手作りしました。「当時のエジプトの人は体を取っておけば、また魂が戻ってきて再生できるっていう考えだったので、そのためにミイラを作って、魂がかえる場所を残したんです」と教えてくれました。
黄金のツタンカーメンのマスクに魅せられ、棺を粘土で作ったことも。鮮やかな色使いのツタンカーメンのぬいぐるみは、手作りとは思えないほど。お母さんは、「当時の人たちがどんな気持ちで、どんな思いをして生活していたのかを想像したくて作っているんですよね」と環子さんの挑戦を応援しています。

「知りたい」から「伝えたい」活躍の幅広がる

環子さんは自宅における読書や実践にとどまらず、古代エジプトの魅力を積極的に伝えるためにさまざまなアクションを起こしています。学校では古代エジプト文明のスピーチや研究発表をするほか、入門編として自身の持つ古代エジプト関連のマンガややさしい本を選んで学校に持参、友達にすすめています。
またエジプト大使からの招待を受け、大使館にて研究内容を紹介する講義をしたこともあります。アラブ地域の子どもたちを対象にしたオンライン授業にも講師として参加し、古代エジプトの魅力やミイラの作り方、ツタンカーメンやクレオパトラについて説明する機会にも恵まれました。「みんなに古代エジプトの魅力に気づいてほしい」との思いが伝わり、アラブの子どもたちは笑顔で聞いてくれたそうです。
「世界が広がって、自分でもびっくりしています」と環子さん。その活動が話題を呼び、テレビ出演も実現しました。

「私もやりたい」自分の意思で始めて、続けてきた公文式

日々の探究活動に加えて環子さんが大事にしているのが、「KUMON」に取り組む時間です。毎日学校から帰宅して着替えると、まず一番に机に向かい、背筋を伸ばして鉛筆を握り、算数と英語のプリントをすらすらとこなします。「帰ってからは公文、宿題、寝る前に日記、が習慣になっています」と日々のルーティンを教えてくれました。
取材でも、英語のプリント5枚をあっという間に解いてしまった環子さん。鉛筆を置いて「できた」と笑顔を見せてくれました。
小学1年の頃、周囲の友達がちらほらと公文を始めるようになり、課題文の英語を読み上げてくれるリスニング機器「E-Pencil」(イーペンシル)を見て、「私もやりたい」と懇願したそうです。
専用リスニング機器「E-Pencil」
お母さんは、「今は、アラブの子どもたちともインターネットで繋がることのできる、素晴らしい時代。そういうことを考えると、これからの子供たちはきっともっと英語が必要になります。今のうちにやりたい気持ちを大切にし、私自身がかつてやればよかったなと思うことをやらせてあげたい」と振り返ります。
そこから5年間、「オズの魔法使い」などの物語が楽しく夢中になれることもあり、今では小学6年生にして、中学課程相当の教材を終了しています。
算数は、今は分数の掛け算に取り組んでいるそうです。公文式では、学校で扱う内容よりも複雑な問題にもチャレンジするそうです。算数は忙しくなって一度中断した時期もありましたが、自分の意思で再開。先生に「進んでいるね」とか「こんなレベルに取り組んでいるのはすごいね」と声をかけられると、気持ちも弾むそうです。これから先に進んでいくのを楽しみにしています。
「先生はたくさんのお子さんを見ているのに、いろんなところに目配りをしておられて、絶妙なタイミングで声掛けをしてくださったり、生徒一人ひとりの予定や進度に合わせて宿題を調整してくださったりなど、それぞれに寄り添ってくださっていて、とても頼りにしています」とお母さん。
「無理やり引っ張り上げるのではなく、寄り添って見守ってくれるスタンスがすごくありがたいですし、習慣としてゆっくり長く続けていられる秘訣かなと思います。生活の中で公文が無理なくあるのも、先生の姿勢のおかげかなと。『大丸』をもらって帰ってくるというのは、小さな成功体験の積み重ねになっています」
環子さんは「先生は生徒ひとりひとりの予定にあわせて宿題をだしてくれたり、音読の度にすごいねとか、ほめてくれたりするのでとてもやる気が出ます。生徒それぞれの性格も理解してくれていて、優しくて頼れる、信頼できる先生です。」と話してくれました。

「考古学を通して世界にできること」夢と、ビジョンが原動力

環子さんが忙しい毎日を送りながらも古代エジプト研究と「KUMON」を両立できているのは、その先に描く「夢」があるからです。
「将来は考古学者になって、中でも『実験考古学』という、実際に実験をしたデータに基づいて、当時のことを理解するという分野に入って、エジプトを研究したいと思っています。例えば花崗岩(かこうがん)を使って作られた棺をこういう形に削るのに何日間かかるか、というのをデータから理解しようとする分野です」
環子さんは自身のビジョンを言葉にし、こんな風にプレゼンしてくれました。
その夢やビジョンと、日々の学びは、環子さんの中で明確につながっています。「夢が叶って考古学者になれたら、算数は計測などで使うことになると思います。研究でエジプトに行くことになれば英語も使います。テストでいい点を取りたいから、という思いもありますが、やっぱり自分の将来に役立つと思うから頑張れます」。机に向かう気持ちが乗らない時があっても、やる気を維持し続けている秘訣は、夢を描く力にあるのかもしれません。

「自分で決めたことを自ら学ぶ」探究心と習慣づけが人生の財産に

学校の友達でも公文に通っている人が多いという環子さん。公文式の魅力について、環子さんはこのように話してくれました。「公文はマイペースで続けられるのがすごくいいと思っています。一つのことを、自分のペースでずっと長く続けて取り組めていることが自信になって、他のことでも長く続けられるようになるし、集中力もつく。『やらされている』のではなく、自分から『好きでやっている』から断然やる気が出るし、終わったときの達成感も全然違います」とニッコリ。
お母さんは、子供の好奇心を応援し、探究心を育む教育を重視しています。「探究心は短期的には身につかなくて、すごく長い、壮大な流れが必要です。学習習慣のなかで、自分の知りたい気持ちや、うまくいって嬉しかったという気持ちを一つ一つ完結させていってくださって、よかったなと思うんです」。長い人生の中で、もし違う目標や新たな方向性が見つかったときも、探究心と習慣づけがきっと、全てのベースになっていくと確信しています。
小学1年生で夢中になれるテーマに出会った環子さん。ほぼ同じ時期に公文式に出会い、ともに目的意識を持って継続してきました。「自分でやりたいことをやる方が、絶対に楽しいはず。これからも自分で決めたことを、自分のペースで学んでいきたいです」
田中環子(たなか・わこ)
古代エジプト文明に魅せられて研究し、自宅で実際にミイラを自作したり、アラブの小学生にオンラインで講義をしたりして古代エジプトの魅力を伝えている東京都在住の小学6年生、12歳(取材時)。テレビ朝日「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(毎週土曜よる6時56分放送)にも出演。夢は考古学者。