【ありえる楽考週報 vol.24】
今週の「ありえる楽考」週報は、5月29日の勉強会に参加された森田敦子さんと小紫真由美さんからの報告です。
まずは森田さんからどうぞ!
先週のファシリ勉強会(毎週月曜日20時半〜開催)は、「自ら学ぶ」がテーマでした。
「自ら学ぶ」というのはどういうことか?を言い換えるとしたらと考えてみて、自ら学ぶということはメタ認知能力を向上させる取り組みということかなと理解しました。
自ら学ぶということは、自分を見ているもう一人の自分という視点から見るメタ認知から、学習サ
イクルを回していく取り組みだと思います。
ありえる楽考で取り組んでいるグループコーチングと、自ら学ぶこと、すなわちメタ認知能力を高めるということが重なっているということも改めての大きな気づきでした。
グループコーチングには、シートに書く、GCの中で発表する、感じたことを言ってもらう、感じたことを話す、録画を見返す、ファシリとして参加者を観察する等々、メタ認知につながるアクションがたくさん組み込まれています。
グループコーチングを通じて、私達はメタ認知能力を高めていると言えますし、またそれは自ら学ぶ力を向上させているとも言えるのではないかと感じました。
この「自ら学ぶ」という学習サイクルを回していく上で、重要なポイントがあります。
それは自分の現在地はどこで、この先どこを目指して学習を進めていくと良いのかという全体マップを使って確認しながら進めるということです。自分を見ているもう一人の自分が、「今のレベルはこのあたりだから、次はその上を目指して、具体的にこういう取り組みをしてみよう」と考えられるための、道標となるようなものです。
これは「ルーブリック」と言って、学習の達成度を表を用いて測定する評価方法のことだそうです。
そういったお話を伺ったことを契機に、私自身がたまかつに掲げている「かたつけ」についてもルーブリックを作成してみました。
かたつけが進んでいくと、なんとなく「いい感じ、心地よい」という感覚はありますが、その進捗段階を自身の実感と重ねながら自己評価できたらいいのではないかと考えました。
以前から、かたつけの全体マップを作るといいよとありえるさんから言っていただいていたのですが、なかなか取り組めずにいました。でも今回ここに着手できたのは、かたつけをコンセプトにしたグループコーチングのファシリを約1年程継続してきて、わずかながらにも参加者の変化というデータが貯まってきたからかもしれません。改めて、ありがたいことだなと実感しています。
来週のファシリ勉強会、月曜20時半〜いつものありえるさんZoomで開催予定です。
単発参加でもその時々の学びが多い場だと思いますので、ぜひみなさんとご一緒できたら嬉しいです。

続きまして小紫さんです。どうぞ!
4月から毎週、「たまかつに沿った講座づくり」をテーマに振り返りをしています。
「講座かあ。作れたらいいなあ~」と深く考えずに参加したのですが、甘かった。
正直言って、悪戦苦闘の毎日です。
毎週のようにありえるさんから有難い視点をもらい、メンバーからも色々とフィードバックをいただくのですが、頭で分かった気がしても、なかなか形に落とし込めない。
いや、そもそも理解できてないかもしれない、、、などなど、焦りと葛藤が続いてます。
一方で、自分のコミュニティはとても良い場になっていて(メンバーlove💗)
ふりかえりの時間は自分の魂が喜ぶのを実感します。
このテンションの差って、、、。
「ああー!いっそのこと講座なんて作らなくても
ずっとコミュニティの振り返りだけしていたい!」と叫ぶ自分と、「でもなあ。今やっていることを体系化しないと、この先の広がりはないだろうなあ。」という自分。
さらには「いや、そもそも私は特別なことはやれてない。このコミュニティの意味って、、、」という自分まで、とっかえひっかえ登場し、疲れる、、、。
そんな講座づくりの振り返りで、いつもは劣等生のように小さくなっている私が、
今朝は、声を大にしゃべってしまいました。
ご一緒しているメンバーのお一人、Iさん。 Iさんの活動は、ご自身の経験や思いに突き動かされていて、本当に素晴らしく、多くの方の「居場所」になっている。私も何らかの形で関わりたい、、、と思うほどです。そんなIさんから今日、自らの活動について「私には特別なスキルはないし、、、」「私は何もしてない」という言葉が出たのです。
それをきいて、思わず反応してしまいました。
「Iさんが思いを持ってその場を作っているからこそ、メンバーに大きな変化が起きている。この活動は日本を変えていく力がある。
スキル云々なんかより、すでにやっていることの価値がすごいし、それを広めていくことで日本は変わると思う!」などなど、自分でも熱くなっているのが分かりました。
Iさん、このままで十分すごいよー。Iさんのやれていることに比べたら、Iさんが気にしている事って小さなことだよ(ごめんなさい)って言いたかった。
熱弁する私をニヤニヤして見ていたありえるさんに言われました。「自分の話したこと、後で自分で聞いてみて。」あとで録画を観て、気づきました。「私もIさんと同じことを言っている。自分には特別なメソッドもないから、メンバーにたいした価値を提供できてないかも、、、って不安だったなあ」と。
そして思いました。
「私には『思い』しかない。でも、その思いを持って場を作ったこと、その場からメンバーの変容が起きていること。それを心から喜ぶ自分がいる。そのこと自体に価値があるのかも。スキル云々は二の次かもしれない。」
自分を覆っていた厚い雲から日が差した気がしました。
自分がIさんに伝えたメッセージを聴いて、自分が元気になったのです。
だからって講座が形になったわけじゃないけれど。(笑)
私は一番したいことをやっているんだから、後はボチボチでも前に進んでいこうよって声が聴こえてきました。
これは↓はいつもご存知、杉浦佐知子さんによるテキストミーティングのイラストです!

ということで今週の週報は以上です!