【ありえる楽考週報 vol.38】
今週の「ありえる楽考」週報は加藤雄太さんから、ファシリ学習会で得た気付きをご自身の組織でどう生かしたかの実践レポートです!
こんにちは、加藤雄太です。先々回に引き続き、週報を担当させて頂く機会を頂きました。
僕は毎週木曜日20時から開催されているファシリの学び合いの場に参加しています。
そこで、自分の勤める会社で行われるリーダー合宿を数日後に控えた会の時に、合宿をどんな時間にしていきたいのかなど、自分の思いや考え方を聞いてもらって、皆さんに感じたことを伝えて頂きました。
皆さんからのコメントで、自分の考えが整理できて、大事にしたいこと、押さえておくべきポイントが明確になり、良い状態で合宿に臨むことが出来ました。
合宿を終えてからも、メンバーの皆さんに報告させて頂く中で、また新しい発見があったりと、何度も美味しい機会を頂きました。
※簡単に説明すると、リーダー合宿とは、半年に一度、業績の報告と来期に向けた重点項目の精査など、全事業所のリーダーが集い、会社組織で取り組む方向性を合わせていくという目的の場です。
自己の探求を好む僕としては、今回の一連のプロセス(仮説を立てて→実験(実行)し→結果を振り返り考察する)を、結果的にファシリの学び合いのメンバーの皆さんの関りによって体験させて頂きました。自分自身の沢山の気づき、学びの機会を頂けたことに心から感謝しています。
合宿の内容がどうだったか(勿論良い時間になったのですが!)よりも、自分がどんな意識を持って事前に準備し、当日実施していく中で気付いたことを行動にどう移し、結果どうだったかを以下の5点にまとめました。
①事前に、どうなったら良いかの「仮説」を立てておく
→自分の中にアンテナが立ち、実際にその仮説に近い事象が起こった時に察知し、行動に移しやすくなる。結果として、仮説を立てる、立てないのとでは、行動が変わってくると思いました。
②この合宿の目的を明確にして参加するリーダーみんなで合意をとっておく
→たとえ話が横に逸れたとしても、元に戻る力が働きやすくなる。ホワイトボードに大きく、いつでも見えるように書いておくことで、皆さんへの意識付けになった。
③一体感を持って関わる
→特定の人に対して改善を促す、「変わるのはあなた」というスタンスだと、伝わるものも伝わらない。分け隔ての心はしまっておいて、本来私たちはどう在るべきか、ということに気づきが至るように関わる。
④気持ちを出し合える雰囲気づくり、安心安全の場
→グループに分かれて話し合う中で、楽友の3原則「1.対等な立場で、2.率直に感じたことを出す、3.肯定の姿勢」を意識して関わりました。仕事していて、必ずしも楽しいと感じる時ばかりではないのがほんとのところ。モヤモヤしているところにこそ、乗り越えるべき課題があるので、その気持ちを出しても良いと思える場、その雰囲気づくりは大切だなと思います。
⑤感じていることは、真実ではないかもしれないけれど、事実である。「思うこと」は解釈が入るので、事実と解釈を切り分けること。
→思うことの意見の伝え合いは、どっちが正しいのかという議論になりがちです。その前に、「何を私は感じたのか」というところを共有することで、相手への決めつけた伝え方にならず、わかち合う時間になると思います。創り出したいのは、皆の気持ちの公約数に辿り着くこと。そのためには、率直に感じたことを伝え合うことが大切。
合宿を終えてみて。
合宿に参加する皆さんにとって、どうしたら良い時間にできるのか。
その行き着くところは「自分がどうしたいか」だなと改めて思います。
良い時間を創りたい、その気持ちがどれだけ自分にあるかによって、態度、言動、聞く姿勢、行動が変わってきます。
分かってはいるけれど、実際にやってみて、体験した上で感じるこの気持ちは、とても味わい深いと思っています。結果が明らかになって、逃げられない感じです(笑)
出来たこと以外にも、まだまだだなぁと、うまく出来なかった、もっとこうできたら良かったことにも巡り合う機会になっています。この結果を踏まえ、次回に向けて改善し、より良い未来に向けて取り組んでいきたいと思っています。
自分の体験が、少しでも皆さんのお力になれれば幸いです。
ありがとうございました。
ということで、今週の週報は以上です!