超一流になるのは才能か努力か

才能をどのように磨くか、個人にとっての商品開発という点において最重要書籍です。
自分の能力を少しだけ超える負荷をかけつづける
・「これで十分」の範囲にとどまっていると、一度身につけたスキルは落ちていく
即座にフィードバックを得ることで、学習の速度は劇的に上がる
・どんな能力も生まれつきの才能ではなく、学習の質と量で決まる
・オンの時間とオフの時間をはっきり分け、一日のスケジュールを組む
・グループではなく、一人で没頭する時間を確保する
自分の弱点を特定し、それを克服するための課題を徹底的に繰り返す
・練習を「楽しい」と感じていては、トッププレーヤーにはなれない
・これ以上集中できないと思った時点で練習や勉強はうちきる
・上達が頭打ちになったときは、取り組むメニューを少しだけ変えてみる
心的イメージ(Mental Representation)と限界的修練(Deliberate Practice)そして、限界的修練に準ずる目的のある修練(Purposeful Practice)の概念を獲得していただきたいです。
限界的修練(Deliberate Practice)とは
まずは、3章5章を読んでいただいて、この2つの概念の身体知化を目指しましょう。
 
 
Good is enemy to greatと同じことを指していると考えています。
この限界に挑まない、コンフォートゾーンの内側に安んじてしまうことから逃れることができなければ、人生はつまらないものになってしまうのではないでしょうか?
これが「たまかつ」を明確にする理由でもあります。
そして、「たまかつ」のMental Representationがクリア(解像度がたままる)ことが
Deliberate Practice(熟達)の目的であるというところも相似形になっています。
 
Anders Ericsson博士は長く経験しているだけではダメだとも述べられています。30年の経験のある医師の多くは、5年目の医師よりも劣っている可能性が高い。その理由は、経験の少ない医師は、日々挑戦の連続で成長しているものの、5年もすると症例の殆どは、コンフォートゾーンの中に留まる「これで充分」というレベルに達するとそれ以上の挑戦をしなくなってしまうということです。限界に挑まなくなったら、体が衰えるのと同じです。
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意外にも年長の医師は若手の医師と比べて医療の知識に乏しく、適切な治療の提供能力にも欠けている。楽にこなせる範囲で満足し、同じことを繰り返していては、一度身につけたスキルも徐々に落ちてしまう。
卓越の希求をせずにはいられない状態が鍵ではないかと考えています。
Druckerもこう述べています。
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成長のために優先すべきは卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は仕事の質を変え、人間そのものを変える。
Anders Ericsson博士によれば、卓越をもららすのは才能か努力かではなく、適切な努力です。 適切な努力とは、目的を持った活動をコンフォートゾーンからはみ出した目標を立てて取り組むことで、Deliberate Practiceと呼ばれます。
この定義は、フローとほぼ同じであり、他にも
 
田坂先生も『仕事の技法』で書かれていますし、易経でも「君子終日乾乾す」と書かれています。ドラッカーはフィードバック分析といい孔子は過ちてあらためると表現しています。これはあたり前といえばそうなのですが、実践している人はまれで、適切に継続し続けているとなると本当に少ないのではないでしょうか。
 
限界に挑まなくなり、衰えつつある人は、抜かれる不安から後進を抑圧します。卓越を目指すのが自明な、そこそこでは我慢できないという情熱を傾ける対象を持ち、限界に挑み続ける習慣を持たないまま、権力を持ってしまったら、自らが阻害要因となり、やがてその組織を衰退させてしまうのです。
これが卒業しない宿題の本質でもあり、スタンフォード監獄実験で示された、権力を濫用する罠でもあります。
 

Anders Ericssonの主要な論文

Abstract

More than 20 years ago, researchers proposed that individual differences in performance in such domains as music, sports, and games largely reflect individual differences in amount of deliberate practice, which was defined as engagement in structured activities created specifically to improve performance in a domain. This view is a frequent topic of popular-science writing-but is it supported by empirical evidence? To answer this question, we conducted a meta-analysis covering all major domains in which deliberate practice has been investigated. We found that deliberate practice explained 26% of the variance in performance for games, 21% for music, 18% for sports, 4% for education, and less than 1% for professions. We conclude that deliberate practice is important, but not as important as has been argued.
Keywords: deliberate practice; expertise; human performance; meta-analysis; open data; skill acquisition; talent development.
 
 
#2 Scott D. Miller, Daryl Chow, Bruce E. Wampold, et al. To be or not to be (an expert)? Revisiting the role of deliberate practice in improving performance. High Ability Studies, December 2018.
ABSTRACT
In 2014, Macnamara, Hambrick, and Oswald published a meta-analysis of studies questioning the strength of the association between deliberate practice and performance. In this brief report, the correlation reported by Macnamara et al. (2014) is placed in the context of other well-known associations. Additionally, a re-analysis of the studies included in Macnamara et al. (2014) was conducted. Taken together, the evidence suggests that deliberate practice is a potent and reliable method for improving performance.
KEYWORDS:
 

Abstract

Deliberate practice and having a growth mindset have been hypothesized to increase school performance. But previous studies are few, have been limited to very short interventions, and on average resulted in small effect sizes on school performance. This study compared the attitudes, performance, and behavior of 130 7th-grade students taking part in eight 30-minute sessions of deliberate practice and growth mindset over 14 weeks to a same-age active control group. The intervention had no significant effects on attitudes related to deliberate practice, growth mindset, or mathematical performance. However, students who participated in the intervention engaged in more deliberate practice behavior in a mathematics test. We pre-registered our hypothesis and research design at aspredicted.org/13742.
Keywords:
ルーブリックという考え方2024/3/7 8:332024/3/7 8:33