1兆ドルコーチ

How Google Worksの著者(GoogleのCEOだったエリック・シュミット、プロダクト担当の副社長だったジョナサン・ローゼンバーグなど)たちによる2冊めでビル・キャンベルのチームコーチングについての本。ありえる楽考で取り組んでいることに最も近いと感じています。
 
2019年の本で、シリコンバレー伝説のコーチという題名に惹かれて買ってはあったものの積ん読になっていました。何となく自慢話ぽいのかなーという先入観で。中尾塾で課題図書になったので、そういえばと思って読んでみて、「わー、もっと早く読めばよかった」と後悔しました。
ありえる楽考で取り組んできたことに最も近いのではないかと。1兆ドルコーチ、ビル・キャンベルは、JobsがAppleから追放された時にAppleの取締役で、辞めさせてはいけないと反対した人でした。その後Appleの子会社のクラリスやインテュイットなどのCEOをした後に、Googleのエリック・シュミットやラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンなど経営チームのコーチをはじめ、Apple、Amazon、Facebookの経営チームのコーチとして、「自分が何らかの形で助けた人のうち、すぐれたリーダーになった人は何人いるだろう」を成功を測るものさしにおいて、報酬を受け取らなかった人です。
 
エリック・シュミットやジョナサン・ローゼンバーグが自らの経験とビル・キャンベルのコーチを受けた人たちへのインタビューを通じて、再現性のあるモデルとして学術論文と紐付けながらまとめ上げた、さながら「ビル・キャンベル力研究」とでもいうべき組織づくりの本です。自律自転の組織づくりの教科書に最も使えるのではないかと感じています。
 
お前のケツから頭を引っ張り出す音だ! ——私が『1兆ドルコーチ』オーディオブック版をオススメする理由|オーディオブック配信「audiobook. jp」公式|note2021/4/16 3:562024/3/4 0:34
 
Chapter1 ビルならどうするか? シリコンバレーを築いた「コーチ」の教え
シリコンバレーでの無数の偉業
チームに「思いやり」を持ちこむ
すばやく動く
「やっちまえ!」の行動原理
クラリスのスピンオフ
「人材育成」は千差万別に向き合え
スティーブ・ジョブズとの信頼関係
グーグルCEOたちへのコーチング
シリコンバレー中のCEOをコーチする
誰が壇上に上がったか?
ビル・ゲイツへのハグ
「1兆ドルのコーチ」とは?
エゴと野心を超えてチームをまとめる
最適解を得る
いいミーティング
スタッフミーティング 部下のしあわせと成功
チームをコミュニティにする。さまざまな利害をまとめる
パフォーマンスが高いチームの条件
ビルならどうするだろう?
ビルのメソッドの「4つの側面」
Don’t fuck it up!
 
Chapter2 マネジャーは肩書きがつくる。リーダーは人がつくる 「人がすべて」という原則
マネジャーを置け
💡
何かを学ばせてくれる人や、議論に決着をつけてくれる人が必要だから
・現場の士気がすべて
・リーダーは部下がつくる
・マネジメントの「細部」にこだわれ
・人がすべて
・「最高のマネジャー」の条件

あらゆるマネジャーの最優先課題は、部下のしあわせと成功だ。

 ↑
夜眠れなくなるほど気にかけていることは何か?
 
「旅の報告」から始める
職場環境とパフォーマンスの相関性
コミュニケーションが会社の命運を握る
議論すべき「トップ5」を挙げよ
同僚の意見に注意を払え
本心からのメッセージを伝える
円卓の「背後」に控える
コンセンサスは「クソくらえ」
マリッサ・メイヤーの問題
マネジャーは「決着」をつけよ
・「第一原理」で人を導く
つねに第一原理に立ち戻る
プロダクトがすべてに優先する2024/3/4 0:462024/3/4 0:46
・異端を受け入れよ
・天才とうまく付き合う
リーダーをつくるのは部下よ2024/3/4 0:462024/3/4 0:46
 
「天才」とうまく付き合う
功罪の「両面」を分析する
カネはカネだけの問題ではない
プロダクトがすべてに優先する
スピードの「邪魔」を取り除く
異端を受け入れよ
去る者に敬意を払う
会議を仕切る
資料は絶対に「先」に共有する
ハイライトとローライトを含める
Chapter3 「信頼」の非凡な影響力 「心理的安全性」が潜在能力を引き出す
信頼は「きれいごと」ではない
「建設的」な意見の不一致
「心理的安全性」が高いチームをつくる
正直で謙虚な人材を見きわめる
コーチされるのに必要な資質
正直に弱点を認められるか?
「フリーフォーム」で話を聞く
「ありきたり」の声かけでいい
「完全な率直さ」を身につける
フィードバックは「瞬間」を捉える
「真っ正面」から向き合う
「率直さ+思いやり」の方程式
「すべきこと」を指図するな
「人当たりの悪いギバー」になる
「勇気」の伝道師になる
突き進む許可を与える
「ありのままの自分」をさらけだす
Chapter4 チーム・ファースト チームを最適化すれば問題は解決する
チームがなければ何もできない
全員が「チーム・ファースト」になる
エゴと野心を超えてチームをまとめる
勝つだけでなく、正しく勝つ
問題そのものより、チームに取り組む
グーグルとアップルの「おもちゃ」の取り合い
「正しいプレーヤー」を見つけよ
「チーム・ファースト」で考えているか?
「ずけずけ」と意見を言っているか?
「スター」だけではチームにならない
「当事者」をチームに加える
ペアで仕事に当たる
同僚フィードバック調査
同じテーブルに着く
優秀なチームはメンバーのIQを上回る
性別は関係ない
「最大の問題」に切り込む
さっさと「不満大会」を切り上げろ
「すべきこと」に集中する
正しく勝利する
不誠実を許すな
リーダーは先陣に立て
苦しいときこそ前に出る
人々のあいだの「小さなすきま」を埋める
全員の様子を「俯瞰」する
小さな「声かけ」が大きな効果を持つ
「親身になる許可」を自分に与える
Chapter5 パワー・オブ・ラブ ビジネスに愛を持ち込め
存在をまるごと受け入れる
「やさしい組織」になる
同僚の家族に興味を持つ
病床のジョブズとの絆
個々のやさしさが組織のやさしさになる
立ち上がって「応援」する
アイデアを評価する「5回の手拍子」
つねに「コミュニティ」に取り組め
ざっくばらんな集まりをつくる
「社会関係資本」を生み出す
人を助けよ
「5分間の親切」をする
創業者を愛せ
ビジョンは計算を超える
会社には「心と魂」が必要
エレベーター・トーク ── 雑談の偉大な力
Chapter6 ものさし 成功を測る尺度は何か?
「彼がいなければいまのグーグルはない」天才経営者たちを支えた「名コーチ」がやったこと | 文春オンライン2024/3/4 6:092024/3/4 6:09