【ありえる楽考週報 vol.19】

今週の「ありえる楽考」週報は、4月13日の勉強会にての概況を森田敦子さんが報告、またその際のコメントを小紫真由美さんが寄稿してくれています。
 
ではまずは森田さんからどうぞ。
 
先週木曜日の勉強会では、さらなるリニューアルに向けての対話の時間となりました。
私はこの4月からのクラス替えで、講座づくりチームへ参加しています。 「講座づくり」の中身としては、コミュニティのコンセプト−モデル−ストーリーを言語化していく取り組みだと理解しています。 そうした中で、今回の対話により理解が深まったのが、ありえるシートの使い方です。 皆さんはチームタクトで毎週記入するありえるシートをどれぐらい活用されていますか? ありえるシートは1枚目の毎週の振り返りシートへの記入がメインとなるので、なかなか2枚目以降のシートをじっくり見たり、活用したり、ということが意外と少ないかもしれません。
講座づくりチームでは、ありえるシートのP.6〜11を活用していきます。 よく見ていただくと、それぞれのシートの左上にコンセプト−モデル−ストーリーの表記があります。 これらを毎週毎週実践した取り組みを元にそれぞれのシートに置いてみながら、考えていくということなのだと思います。「思います」というのは私自身がまだこれから活用していく段階なので、なんとも手探り状態であるのですが、特に重要だと感じたのは、これらのシートは毎週自分が「実践したこと」からの 帰納的な思考だということです。 ありえる楽考では「顧客起点」「価値創造」といったキーワードが頻出しますが、これらもやはり日々の実践がベースなのだと改めて実感しています。
というのも、最近になって、少しずつですが自身のたまかつである「かたつけ」の活動が増えて来ているからだと思います。 では、なぜかたつけの活動が増えてきているのかと振り返ると、当初「私には何もない」と思っていたところから、毎週毎週の振り返りを通じて、自身のエネルギーが高まることを分析し、それは「かたつけ」かもしれないとたまかつに仮置してみたところからのスタートでした。 ありえるさんに促されるままに(多くの場面で泣き言を言いながら)対話会を開催してみたり、読書会を開催してみたり、かたつけ部という部活を作ってみたり。 実践の後にはそれらを共有会で発表させていただいたり、毎年やってくるHappyDayやPeaceDayで何かしなきゃと人前で共有させてもらったりしながら、どうにかこうにか、このありえる楽考という場を通じて様々なアウトプットに挑戦してきたからかもしれません。
上記と同じ流れの中でファシリ挑戦の話もあるのですが、さらに長くなってしまうので端折ります。 総じて言えるのは、「私には絶対無理!」と思っていたことに、なんだかんだで私は挑戦してきているのだと思います。その場面場面では、先の状態のことなど全くわからないままに。 自分一人では到底無理なことを、毎回毎回皆さんの温かい励ましや応援をいただいて、どうにかこうにかやってこられているのだと思います。 やりたくないならそもそもやらなくていいことなのだけれど、なぜだか、私はここありえる楽考で長らく「たまかつをやってみる」ということの実践を積ませていただいており、今に至っています。
そうした積み重ねが、今になって「かたつけのことに関心があるなら、森田さんという人がいるよ」とわずかながらにも人を紹介してもらえることにつながっていて、かたつけの活動が増えてきているということなのかもしれません。 そんなこんなで、ここまできてようやく毎週の振り返り(日々の活動)が、たまかつのコンセプトにつながっているということを痛感しているわけです。
大変長くなりましたが、やはり、今取り組んでいることが「何にどうつながっているのか?」を考える時間はとても大切だと思います。その一つが、毎週の振り返りであり、ファシリの勉強会かもしれません。 ありえるさんからのお知らせの通り、今週からは毎週木曜日の勉強会が【毎週月曜日20:30〜】へ変更となります。皆さんと学び合える時間が本当にありがたいです。いつもありがとうございます。
 
続きまして小紫真由美さんのコラムです。
 
今回は、「自分のことってホント分からない!!」と気づいた話を書きます。
先日のファシリ振り返りで、ありえるさんに
「小紫さんは、自分が既に持っているものを軽く見すぎているのではないか」と言われました。 その言葉が頭の中にずーっと残っていて。
いきなり何を言っているか分からないと思うので、背景を説明しますね。
私は昨年末から「ミッション実現コミュニティ」というコミュニティを始めていまして、 「誰かの正解に応えるのではなく、自分の情熱に応えていこうよ。自分らしさで周りに貢献しよう。」という思いでメンバーに併走しています。   やりがいがあるし、「この先もずっと、こういうことをやっていきたい!」と思う一方、 自分の力量や今後の展開など、色々考えて悩んでしまうこともあり、まあ一言で言うと、試行錯誤の日々です。
そんな状況での、冒頭のありえるさんの言葉。 なんだか、肩をポンポンと叩かれた気がしました。
コミュニティの活動に関心が移るにつれ、それまでやってきた仕事(アナウンサーや企業研修など)を、どこかで「過去のもの」と見ている自分がいました。
「私はこれまでの自分とは違う道を進むんだ。心から喜びを感じることをやる。」 そんな思いが強まる中で、「過去の自分」と「これからの自分」を切り離していたようです。
でも、ありえるさんの言葉を受けて、よみがえってきた場面がありました。
それは、スピーチのセミナーやコンサルの場で 参加者が、「借り物」ではない、その人の内側から出てきた言葉で話せたとき。
自分の内側とつながった人は、本当に表情や態度が生き生きとし、声にも力強さが出てきます。 そういう人の言葉は、たどたどしくても、つっかえながらでも、 こちらの心に響くし、伝わってきます。
そこに立ち会える嬉しさ!
人に良く思われたいという他者軸だと、耳障りの良い「立派」な話になりがちなんですが、それは本当のその人の言葉じゃない。
だから熱量もこもらないし、結果的に人にも伝わらない。
自分とつながってこそ、人とつながれるんだよ。
そんな思いでレッスンをしているのですが、 それって、ミッションの振り返りでやっていることと一緒じゃん!!って思ったんです。
要は、私がやりたいのは、「その人があるがままの自分を表現するお手伝い」なんだと。
私の過去の中に、すでにミッションのタネはあったんだなあと気づいたわけです。
ここまで書いて、自分がコミュニティで伝えている 「あなたのこれまでの人生には、 望む未来に向かうための『リソース』があります。」って言葉がよみがえってきて、唖然としています。
ほんと、自分のことは全然わかってない。見えてない。
このありがたい気づきを形にすることが新たなチャレンジになりそうです。
 
ということで今週の週報は以上です!なお、次回から毎週金曜日の発行を予定しています。