『ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか』読書会

事前に本は読んでおいていただいて、ワールドカフェ形式で対話します。
今回の書籍は、言語心理学者の今井むつみさんと『熟達論』の為末さんの共著の『ことば、身体、学び』です。
 
この本、特に「第3章 言語化能力が高いとは何か」「4章 熟達とは」については、自分自身の「たまかつ」の解像度を高め、自分独自の商品・プログラムをつくって行こうとする人とは共通言語として共有したいと考えています。
また、「英会話カフェプロジェクト」でご一緒している方々とも、単に英語を話せるようになりたいというだけでなく、考える力をバージョンアップしたいということも
66pの「英語がうまい」とはどういうことかや
82pの「読む」ということはいかにすごいことか
85pの「これだけ学べばあとは自分で応用できる」を学ぶ
で紹介されていることが「接地」できると「あーそういうことだったのか」となるのではないかと期待しています。
 
今回のテーマ
ご一緒する『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』 の坂本さんからこちらのメッセージをいただきました。
読書会ではやはり、ズバリ直球 記号接地問題を話したいです。 身体と言葉がどうつながり、つながることでどう言葉がその人のものになっていくのか? これはまさに、 言葉をイメージできることで、その言葉がどうその人のものになっていくのか。 と極めて近接です。
 
※記号接地問題 第2章 47p
あることばについて、その概念が身体に接地しているというのは
具体的に生活経験に根ざした例を自分ですごイメージできるということ
いちばん基本的な概念が接地していれば、そこから具体的なイメージを離れて抽象的な操作が自然にできるようになります。
逆に接地していないと「記号から記号へと漂流する
 
坂本さんのお話を伺いながら、みなさんで対話しましょう!
 
★進行イメージ 
チェックイン 10分
対話1 15分
対話2 15分
全体共有 20分
チェックアウト放課後30分
 
 
ちなみに、私が理解した記号接地問題は、語学の学習でよくある、word to word問題です。
 
表象とは、それがあることによって、状況を理解することができ、また、その状況で最適な行動をとることができる。つまり、過去の体験が抽象化され、取り出し可能な状態になっているということです。
 
 

月曜の朝目がさめたときに、ふとこんなことが浮かびました

人は自分独自の言語を作ることで 思考の速度を上げることができる
 
個別性が高いほど速いが、共有していない人には伝わらない 今日こうやって話したこと
ブレイクした小チームでは接地することも
他のチームとは部分的に共有され
今日の勉強会に参加していない人に 伝えるのはさらに難しい
 
本を読んでいたかどうかで 語彙が異なる
 
新しい概念が入っても、最初は接地していない。
自分の言語体系のどこと、どのように設置するのか
位置と役割が定まるごとに、効果を発揮するようになるのであろうと
 
 
組織は、このような言語体系のるつぼであるけれど
挑戦することを嫌がり、楽なところに安住すると
 
中からも外からも、状況に合わなくなってしまうんだろうなと
いうようなことが浮かんできました。
 
それゆえに、外の人と交流しながら
自分の言語体系を更新し続けることで
人も組織は動的に安定することができるのだろうなと
 
 

★4/14 ことば、身体、学び 読書会(泉泰子さん)

伝えることと伝わることは大違いだ。 ただただこちらが気持ちよく伝えたいことを相手にぶつけるのが伝えること。 それで伝わった気持ちになって、相手が理解していないのが分かると、苛立ちに変わる。 それでは、本当に伝わっていないどころか、良くない関係を生む。 相手に分かってもらいたい。心を動かしたいと思うのであれば、まずは自分が自己開示をし、相手のリズムや呼吸を感じ取り、その懐にチューニングを合わせる。 そうすることで、相手の心に届く言葉が自ずと選ばれる。 同じ言葉が万人に通じないのはそういうことだと思う。 自分が発した言葉が相手の心に届き、相手の心が動いた時、それはスポーツや楽器の演奏なら相手が動かし方をつかんだという感覚を得る瞬間であり、伝えた側の喜びにもつながる分かり合えたという瞬間なのではないか。 私の場合、非行少年の心を動かす仕事をしてきた。大人なんか信じていない子たちが、心を開く瞬間を見てきた。それは、こちらが偉そうに更生させてやろうとか、正してやろうとか思っての言葉ではなく、その子その子の困っている苦しみにたどり着くまでのチューニング作業だった。誰しも自分のことを分かってくれるのは嬉しいことだ。子どもだってそう。それを分かりもしようとしないで、正論をぶつけてくる大人に俺の何が分かるんだと言いたくなるんだと思う。 例えるなら美味しものを食べたら、あの人にも食べさせてあげたいとその人を想うような、愛情が根底にあれば言葉は自ずと選ばれて自分の中から飛び出してくる気がする。 そんな言葉を伝えるのが伝わるということなのかなと感じた読書会だった。 そうは言っても、仕事と日頃の生活は感情の持ちようが違う。自分自身が心に余裕をもって相手のことを想える隙間をつくりたいなと、あらためて感じた読書会だった。
 
 
勉強会の録画
 
 
 
 
 
 
次回は5月12日(日)20時から 同じく、今井さんの『親子で育てる ことば力と思考力』でやります。 https://amzn.to/3TP50sg