【ありえる楽考週報 vol.20】
今週の「ありえる楽考」週報は、4月24日の勉強会に参加された森内勝己さんのご報告です。
ではどうぞ!
「職場の現象学」をテキストにした30分間のファシリ勉強会があるよーということで、「相手の立場から観る」を体得する上でファシリが有効だという誘い文句に惹かれて私も参加してみました。
第一回目の範囲はまとめに書かれた「真の対話と場の共創から生まれる創造性の5要素」についての対話。
まず「出発点としての動機」、何かをやりたいとか将来こうなりたいと思っていても、それは最初から必ずしも具体的であるわけではないと書かれていてすごくホッとしました。私自身グループコーチングへの参加を続けているうちに、遠い将来ではなくて、日常(目の前)の何とかしたいことにもう一度目を向けられるようになってきた感じがあったからかもです。自分も最初に書いた「たまかつ」が少しづつ焦点があっていくに従って文章の表現が変化していく感じを思い出しました。
二つ目の「感じたことを言葉にする努力」ですが、まさになかなか最初は感じたことを言語化することがイメージできず、今でもそうですが・・・そのために有効な方法として具体的に書くという行為が示されていたことは、出発点としての動機への焦点があっていく(自己理解を深めていく)過程で私自身もシートを書くことが有効だったなと振り返りました。
三つ目の「相手の感覚を信じて聴く力」、この話題が出た時に、まさに自分は「自分の判断や価値観の中で相手の言葉を解釈」してしまっているなーと。自分の中に相手の話を入れて理解しようとするのではなくて、相手の中に自分が入っちゃって理解しようとする感覚。自分はまだ前者だと感じました。「聞かなきゃわからない」じゃなくて、根底に伝えることで相手の力になれるという感覚、答えを教えることが大切みたいな考えがあるのかもしれないなーと感じました。
四つ目と五つ目は第三段階の自他の統合の前に第二段階の自他の身体の区別の部分で、自分自身のチームは実は第二段階をすっ飛ばして統合を急ぐことが多かったんじゃないのかという仮説が思い浮かびました。目標達成に向けて・理念や想いの共有・・・もちろんすごく大切なことですが、その前の第二段階の自他区別の部分はすごく大切なんじゃないかなーと。
あと、常に自分の常識を疑うことが大切だと書かれています。
一人一人が相手を通して自分の理解を深め(自分の当たり前)、さらに自分の理解を通してさらに相手の理解を深める(相手の当たり前)、区別を経て統合、第三段階に進んでいくのかなーと感じて、そのプロセスにおいてグループコーチングのファシリテーターをできていることはとてつもなく宝の山だなーと改めて感じました。次回以降も色んな方々と一緒に少しづつ理解を深めて行けたらいいなーと思ってます。
いかがでしたでしょうか?今週の週報は以上です!