【ありえる楽考週報 vol.22】
今週の「ありえる楽考」週報は、5月15日の勉強会に参加された森田敦子さんと杉浦佐知子さんからのご報告です。なお、最後には『「お絵かき」トレーニング』読書会」のお知らせもあります。
ではどうぞ!
毎週月曜日20時〜ファシリ勉強会では、「職場の現象学」をテーマごとに紐解いています。
今週は「教えないことが最大の教育」でした。
先週の「見て覚えることの意味」とつながるテーマですが、そこからさらに踏み込んだコミュニティ文化の話だと理解しました。
ちなみに先週の週報に書いた内容はざっくりと下記のような内容でした。
「見て覚えて」と言うと乱暴さを感じてしまうかもしれませんが、ありえる楽考の教えない文化は、決して意地悪で言っているわけでないというお話。
あえて教えないのは、参加メンバーが「どうしたらいいかわからない」という状態に意図的にしていて、この状態から学んだことは実体験として自身の学びとして強く残ります。
答えを教えてもらえると楽ですが、他の人の真似から入り、その内容や意味を理解しようとすることに価値があると考えることなのだと思いました。
これは、見て覚えることが本人にとってためになるという視点ですが、そうした状況になると同時にチームメンバーが新メンバーにお世話を焼くということが起こりやすくなります。
私自身も振り返ってみると、お世話を焼くということをしていたなと思い出しました。そうした循環が積み重なって、「教えないことが最大の教育」になる場が紡がれていくというイメージがより強まりました。(森田敦子)
今回のお話から、ありえる楽考では、してみたいと思ったことを「やってみる」機会をたくさん体験させてもらっていると、あらためて、これまでのことを思い出していました。
「やってみないとわからない」頭ではわかっていても、なかなか飛び込むのは勇気がいるときがあります。
ひとりでは難しくても、背中を押してくれて一緒に取り組んでくれる仲間たちの存在もとても心強く、一歩ずつ、挑戦していくことができると実感しています。
やってみることで初めてわかることが多く、毎回「これはやってみないとわからなかった。大変だったけど、やってみてよかった」と思います。
そんなふうに思えるのも、たまかつと、あたたなく応援してくれる仲間の存在、仲間との振り返りのおかげだと思います。
みなさんと一緒に考えてやってみる楽しみ、喜びを体感させてもらっています。
このあたたかな体験は、ありえる楽考以外の場でも私の背中を押してくれていて、本当にありがたく心強いです。(杉浦佐知子)


2023年5月23日火曜日 21:00〜22:00
『「お絵かき」トレーニング』読書会
