【ありえる楽考週報 vol.34】

今週の「ありえる楽考」週報は、「変化を推進するための組織」について、と小紫真由美さんからのファシリ学習会開催報告です。
 
まずは「変化を推進するための組織」について。
先週の週報では、識学三部作に触れて、世の中を変えているという進行感をえるためには、
 
理念
プロダクト
変化を推進するための組織
 
が必要ということを書きました。
 
とにかく仕組み化』でも、理念だけは、仕組みでつくれないと書かれていました。
「変化を推進するための組織」とは言い換えれば、一人では成し遂げることができないことが可能になるということです。
そして、組織はプロダクトのビジョンを実現するためにあるという言葉も紹介しました。
 
今週は「変化を推進するための組織」について掘り下げます。
もっとも伝えたいのは、オーナー-ファシリ-メンバーの三層からなるコミュニティを運営する経験を通じて組織を理解できるのではないかということです。
 
これを読まれている方は、自分が今、あるいはかつて、組織に所属していたり、お客様が組織に所属しているのではないかと思います。その組織を車やスマホのように使いこなすと考えたことあるでしょうか?
自分がありえる楽考を主催するまで、実はそんなことを考えたことはなかったです。
 
自分のことは「組織コンサルタント」だと名乗っていたのですが、今になって思えば、何を根拠にと空恐ろしくなります。実際のところ、組織のことがわかるようになるには、実際に自分が組織を運営してみることなのではないかと思います。
ただ、そのためには、理念とプロダクトが必要になります。
 
次回は「理念」について深掘りしてみたいと思います。
 
 
 
続きまして、小紫真由美さんからの報告です。
 
8月3日木曜日に第一回のありえる楽考ファシリ学習会を開催し、 9名の方にご参加いただきました。 ファシリ学習会の目的は、ファシリ同士が学びあい、成長していくことで、 具体的には  ・ありえる楽考のファシリの基本である媒介を学ぶ  ・実践事例を共有し、様々な視点を学びあう  ・ファシリしていて感じた疑問などを他のファシリに相談する、、、など、 楽しく学びあえる場にしたいと考えています。
今回はありえるファシリの基本である「媒介」がテーマでした。 私や杉浦さっちゃんが自分のファシリ事例を発表して、皆さんに「感じたこと」を伝えていただいたり、真紀さんから媒介について補足的に話していただいたりして、理解を深めていきました。 私も毎回ファシリをやりつつも、自分の行為が媒介なのか、どんな種類の媒介なのか、意外とあいまいだったことに気づき、驚きました。(オイオイ!と自分で突っ込みたくなります) そして、今回、自分のやっている行為が具体的な媒介の概念と一致したことで、今後意識的に実践できそうな感覚が持てました。
参加いただいた方からも 「本だと分からなかったことが、事例を聴いたことで理解できた」という感想や、メンバー目線で「ファシリの方はこんなふうに媒介してくれていたんだ。有難いです。」という感激の声をいただく一方で、「媒介が大事と思っても、つい答を言いたくなってしまうんだよね。」という話には皆で「わかる、わかるー」とうなずきあう場面も。 「まさに今、この場が、(互いの行動に影響を受けている)相互性(の媒介)ですよね。」という声も聞かれるなど、創発的な時間となりました。 チェックアウトで、早速次に取り上げたいテーマを挙げてくださる方がいて、 当初イメージしていた「皆で自律的に学びあう場」になりそうでワクワクしています。 (改めて、学習会やりたいなあと言ったときに賛同してくれ、力を貸してくれている真紀さん、杉浦さん、森田さんに感謝を伝えたいです) ファシリ学習会は毎週木曜20時から開催します。 ご都合が合う時に、ぜひご参加ください。
 
ということで、今週の週報は以上です!