DarkHorse読書会

5月25日(水)20時から5月の月イチ読書会を開催します。
今回の本は『DarkHorse』https://amzn.to/3Kxt6kt
小さなモチベーション、充足感(Filfillment)がキーワードの「たまかつ」がテーマです。
「たまかつ」この本の表現を借りると大きな一つものではなく、小さなモチベーションが「動的」に連鎖しています。そして何より、エネルギーが湧いてくるもので、消耗させられるものではありません。
お金や何らかの対価のためにやっていることは、エネルギーが消耗するので、別途エネルギーを補充するために休息したり、気晴らしを必要とします。
 
この本を通じて、参加者の皆さんと対話したいことがもう一つあります。
それは、個別化ということです。
標準化の時代から個別化への時代の変化とは何でしょうか?
この本では、コペルニクス的転回を例に出して、天動説と地動説の違いを生み出している根源は重力に対する考え方の違いだとして、地球だけが重力を持っているか、すべての星が重力を持っているのかで両立できない対立があるとしています。
これをわたしたちに適応するとどうなるでしょうか?
標準化、工業化は同じであることによって、大量生産大量消費のために、人びとに欲求も画一化することを期待しました。つまり、人と同じであることを求めました。
個別化は人と違うことを肯定します。
個人的な充足感は、結果ではなくやっていることそのものが喜びなので、やったことがないこと、結果がどうなるかわからないことでも挑戦でき、そこでは、創造性が発揮されます。結果として、お金をもらっての責任感による仕事よりも質がいいものになる可能性も高くなりそうです。
何より評価でもめたり、比較、競争して足を引っ張りあうこともないでしょう。
天動説が証明されても、100年以上の間人びとは地動説を信じ続けたそうです。
組織(組織だけが重力を持っている)の時代から個人(すべての人が重力を持っている)の時代への変化をどれくらい信じられそうでしょうか?