好奇心があるということは、思い込みがないこと
理解することによって類似点が見つかり、ばらばらだったデータにまとまりができる。そして人は理解した瞬間に、脳にかかる負荷が小さくなるのを感じることができる。不安やストレスも小さくなり、心も落ち着くのだ。

徳が高く見えるより、実際そうであるほうが重要↓
ある集団の価値観を代弁する人こそが、「徳がある」人なのだ。人を説得するのに有効な「徳」は、その人自身の心の清らかさや、絶対的な善良さなどとは関係ない。自分の心が正しいと信じる行為も必要ない私は徳を「大義」と言い換えるのが気に入っている。徳のある人というのは、自分自身のことよりも、何かもっと大きなもののために戦う人だからだ。
神経生物学者のホレス・バーローは、知性とは「よく推測する」ことだと言う。
意外に思うかもしれませんが、データを正しく理解できるかどうかは、知能の高さとは関連しません。
医者は症状を和らげるのが精一杯で、被曝した臓器については打つ手がない。

日本人のほとんどが関心を示さない現在人間は、遠い他人の不幸に対して、さほど思いやりがない生き物なのであるキュリー夫人は、一九三四年七月四日に放射線被爆による白血病で死去キュリー夫人に続いて、イレーヌ・キュリーと、その夫のフレデリック・ジョリオ=キュリーの3人が白血病で死亡した。放射能を扱いながら白血病で死ななかったのは、荷馬車に轢かれたピエール・キュリーだけであったパストゥールが警告したウラン鉱山の採掘労働者の相次ぐ癌による死亡、エジソンの助手ダリーの悲惨な死に方、あるいはキュリー夫人一家の相次ぐ白血病を考えれば、放射能の危険性は、人類にとって、早くから気づいていたはずのことであったラジウムは放射能が半分に減るまでの期間(半減期)が1600年という長期間にわたり、そのあいだアルファ線とガンマ線を出す。アルファ線は猛毒プルトニウムが出す放射線と同じで、きわめて強力なエネルギーを持っている。一方、ガンマ線は、フクシマ原発事故で放出されたセシウムが出す放射線と同じであるラジウムはカルシウム系列の元素なので、ストロンチウムと同じように骨に蓄積する

とくにたちの悪いのがストロンチウム90だ。軽いので、それほど大規模な核爆発でなくても地球全体を覆い、食物連鎖に深く入りこむ。化学的性質がカルシウムに似ているために、ひとたび体内に摂取されたら吸収されて骨に取り込まれるストロンチウム90が骨の中に居座ると、崩壊しながら放射線を出しつづけ、細胞のDNAを破壊

大震災の時大勢の命が救われたのは、「率先避難者」がいたところ率先避難者がいると、まわりの人も助かる
私は畑仕事にうちこむかたわら、静かな山にこもって自給自足する夢を持っていた。しかしその夢がかなっても、放射能の大災害が起こればすべて無に帰することを知り、自分の身を守るために、二十年ほど前から資料を集めはじめたおそらく、かつての自分のように、原子力について何も知らずに生きている人がほとんどだろうと思ったからである今から十一年前のことだが、六ヶ所村の問題が起こってから、彼は私にこう言った
青森の人に伝えて下さい。あんたたちはお人好しだ、と。しかし、お人好しには二種類あって、ひとつは生菩薩のように純粋な人だが、もうひとつは馬鹿だ。それは、差別され、馬鹿にされる人間だ。チッソを見れば分るが、あの会社の中堅以上は全部ヨソ者で、この土地から甘い汁を吸うだけ吸って、もうけた金は外へ使ってきた。青森でも、一方的な受難史がこれからはじまるでしょう。放射能と被害の因果関係は、水銀以上に証明が難しいですからね
水俣病の患者さんたちは、川本さんだけでなく、浜元二徳さんが絶えず車椅子に乗って、六ヶ所村でもどこでも、原発に反対する私たちを励ましながら走りまわった。浜元さんもまた、両親が水俣病のため悶え苦しみながらの死を遂げ、その脳は水銀に侵されてスポンジのようになっていた。彼も私にこう言った青森の人に伝えて下さい。俺たちのように被害者になってから気づいたのでは遅い。信じていた国や県から生殺しにされてしまう。金ですべてを解決しようとしたのが間違いのもとだった。最初は動物がやられ、それが必ず人間にくるのです。誰もが、この時代にそんなことがあるもんか、と言ったし、過去は過去だと言って他人に耳を貸さなかった。それが無念でならない。自分が生きてゆこうとするなら、絶対にほかの人間に支配されては駄目だまた漁師の網元の一人娘として、自らたくましい漁師であった杉本栄子さんは、髪の毛一本づつが痛む激痛とシビレで床を這い、くり返し病院に運ばれてきたが、不知火海のこと、水俣病のこと、人間のことを切々と話してくれた。崖からつき落されそうになり、糞をかけられるほど無念の時代を体験した彼女の言葉を、私は生涯忘れないそうして杉本栄子さんは、水俣市茂道の集落で一件だけ、訴訟に立ち上がったのである薬害エイズ問題で、若き患者の川田龍平氏がたちあがった姿をみていると、いつでもこうした勇気ある一人の人間が社会を変えてくれることに、強い感動を覚える。七〇年代当時も、国民のほとんどが、国と企業に激しい怒りを持ち、全国民が政治思想を超えて、わが身を守るため不正に対してたちあがったような観があった
自分の考えを修正したり、古いものの見方や考え方を投げ捨てたりするのはいまだにいやなことです。しかし、このような苦痛を伴う再構築こそ、学習と呼ばれているもの話を聞かないことは、変わりゆく世界に踏み出さず、自分に閉じこもること脳を柔軟にしておくためには、できる限り多くの情報源に耳を傾けるべき認知的複雑性を持っている人は、不安を感じることなく人の話を聞き、あらゆる意見に耳を傾けることができます。認知的複雑性が高い人ほど、情報を蓄え、思い出し、整理し、生み出すのが得意で、そのために何かを結びつけたり、新しいアイデアを思いついたりする器用さがあります。また認知的複雑性のおかげで、より的確な判断や妥当な決断を下せます。

血管内壁、内皮傷つける内部被曝(原発事故以前、直後の行動のなぜ?に対する答えはこのあたりです)↓
優れた聞き手は、余っている処理能力を頭の中での寄り道に使わず、相手の話を理論的にも直感的にも理解するために全力をあげているしっかりと聞くことは、話し手の言わんとしている内容は妥当か、その話を聞かせてくれる動機は何かを、自問し続けること「誰とでも話ができる」は「誰の話でも聞ける」ということCIAが採用するのは、聞く力が優れている人好奇心があるということは、思い込みがないこと「相手がなぜそれをあなたに言ったのか」をくむこと=共感自己認識力と、それに関連した概念である「自己監視力」が高い人は、優れた聞き手であることが研究でわかっています。
最も効果的な放射性物質排出方法が出産(胎児が放射性物質を吸着)🥺😢
血流に余計なもの(放射性物質含む)が混じったとき、体はそれを「異物が入ってきた」と判断し、炎症を引き起こす↓