【ありえる楽考週報 vol.40】

今週の「ありえる楽考」週報は、コミュニティの価値について柳瀬真紀さんからの報告とありえる楽考の始まりのはじまりです。
 
次回は、オーナーさんにそのあたりの実感を聞いてみます。
※なぜ、個人が自分だけでなんとかしようとしてしまうのか チームやコミュニティを超えることがなぜ難しいのか どうやったら学びあえるのか メンバー<チーム(ファシリ)<コミュニティ(オーナー)の三階層が俯瞰できたら プラットフォームやエコシステムがよりイメージしやすくなるのではないかと思います。
ということで、柳瀬さんに聞いてみました。
 
 
ありえる楽考の主催者の鈴木さんに、コミュニティの価値は?と聞かれて、ちょっと問いが大きすぎて難しいと言ったら、問いを分解してくださったので、私が答えたことを書いてみました。
 

①研究に役立っているのか?自分の知識を作りだすのにポジティブな影響があるか?もしコミュニティがなかったら、研究が深まっていないと感じるか?

 
ー役立っていると思います。大学院での研究対象は教育機関に所属している人ですが、自分のたまかつの対象の人は教育機関に所属している人だけというわけではありません。対象の人に起きている現象はコミュニティの振り返りの方が、見えやすいと思いますし、この現象が理論を超えた先にあるものを見せてくれることがあります。また、研究で学んだことをコミュニティのメンバーに伝えることもあるので、双方向になっていると思います。
 

②知識社会・組織社会をチャンスだと見えているか?装置や資源ではなく、知識によって 誰もが価値を見出し得る存在であると実感できているか?

 
ーそう思います。私は田坂先生の書籍「複雑系の知」を読んで、よりイメージできるようになりました。自分のコミュニティのメンバーだけではなく、さらにその周りの人へと伝わっていくことで、社会へ多少のインパクトを与えることができるのではないかと思いますし、その点はコミュニティとして意識しています。
 

③人を幸せにして自分も幸せになる、相互関係を感じているか?

 
ー感じています。やはりコミュニティメンバーの抱えている課題が少しずつ解消されて、その結果、より本人らしく健やかに、色々なことに取り組む姿を見ることは、自分の大きなエネルギーになります。
 
総じて、コミュニティがないと自分にとっては上記の問いに答えることが難しかったかなと思います。
 
 
 
柳瀬さんのコミュニティについては19日のTTPS勉強会で事例共有していただきます。
https://fb.me/e/87O4txcZ6
 
 

ありえる楽考の始まりのはじまり

 
ある振り返りのチームに、『脳を鍛える大人のパズル』のはじめにを読んでみたらと薦めました。
ファシリの勉強会などで、媒介への理解は進んでいるようですが、ありえるシートとの関係はわかってなさそうに見えたからです。
 
 
この本で認知強化という概念に初めて出会ったことがありえる楽考の
はじまりです。
これは凄いと思うと同時にパズルでは大人相手に継続的に興味を
ひくのは難しいだろうな
日常的にトレーニングする方法はないものかと考えたのです。
 
「パズル」を「ありえるシート」と読み替えて、読んでみていただければと思います。
 
この本で最初にトレーニングするテーマは
アナロジーとプログレッションです。
 
『脳を鍛える大人のパズル』の13pに
アナロジーは帰納的推理ないし創造的プロセスにともなうもので、 プログレッションは演繹ないし論理的なものと考えられています。 帰納的な側面は新しい関係を発見する助けになり 演繹的な面は選択肢の効果度を評価するのに役立つ
 
と書かれています。
 
帰納と演繹も言葉は知っていても、うまく説明できない概念ですよね。
どんな絵が思い浮かぶでしょうか。
 
辞書的には
帰納 とは、個別的・ 特殊的な事例から一般的・普遍的な 規則 ・ 法則 を見出そうとする 論理的推論 の方法のこと
演繹は、一般的・普遍的な前提から、より個別的・特殊的な結論を得る論理的推論の方法である
とあります。
 
意味わかりますかね?
 
そこで、ありえるシートです
個別的・ 特殊的な事例とは、みなさんが振り返りに書いている日々の経験です。
一般的・普遍的な 規則 ・ 法則とは、原理原則や再現性のあるパターンなどです。
 
目標設定をしたり、計画を立てたりすることが、好きではない、していない、得意ではないという人が結構な割合でいます。そんな人でもやった直後の記憶があるうちであれば、その結果に至ったプロセスを記録して、時間軸をずらせばとお伝えしています。
 
なぜ、振り返りをしているのかというと未来(結果)の予測に役立つ再現性のあるパターンを発見するためです。
 
理論というのは、再現性のあるパターンを多くの人が確かにそうだと認めたものです。
だから、予測が立つ。
 
次回は、帰納、演繹についてもう少し深めてみようと思います。
 
 
ということで、今週の週報は以上です!