第3弾 『自ら学ぶ』をもとに(ホームスクールアライアンス)

前回の『お絵かきトレーニング』はいわば国語についてでした。
今回は、国語を含むホームスクールアライアンスの全体像について対話します。
どんな世界にしてゆきたいのかをリクルートでスタディサプリを立ち上げた山口さんの『自ら学ぶ これからの未来をつくるために必要な力』の要約を叩き台に、私の問題意識を話しますので、皆さんからも感じていることを伺えればと思います。
昨日の朝のグループコーチングで話した内容を共有します。
 
ホームスクールアライアンスは、子どもがいてもいなくても、家庭が第一の学びの場であって、学校・会社や塾・研修はセカンドプレイスだというコンセプトです。
一人ひとりが主役であり、時に、他の人が主役の場に脇役とし参加し、他の人も自分が主役の場に脇役として参加してくれる、そういう連鎖・エコシステムと世界を考えるいい機会になるのではないかという気がしています。
山口さんはリクルートの役員として、若手の育成に関わってきて、入社後に活躍する人は小中高で主体性が育まれた人だった。その主体性は自己決定性自己肯定感に因数分解できると考えられています。
これは、ありえる楽考では相当こだわっているところです。参加費も場への与贈制ということで、自分で決めていただき、クラス替えも初参加で知り合いがいないうちを除けばできるだけ自分で決めてもらう仕組みにしています。仮に、自分がそういう子ども時代を過ごしていなかったととして、Mindsetと同じく「自ら環境をデザイン」「適切な努力を続ける」ことで変えられると信じています。
人によっては20年、30年そういう環境で生きてきたのだから、変わるためには相当な時間がかかります。ただ、ファシリの機会を通じてメタ認知し、媒介を学ぶことで変化の速度を早められるのではないかと期待しています。お子さんや仲間と一緒に学びなおすことで、それを一緒に証明してゆければと思うのです。
主体性を育む学びの場のエコシステムづくりは、自分自身のためにもなるし、自分の子供 たちのためにもなるというのがこのプロジェクトの趣旨です